2020年4月28日火曜日

天皇賞(春)穴馬考察(想定6番人気~10番人気)

天皇賞(春)穴馬考察(想定6番人気~10番人気)考察
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トーセンカンビーナ(想定6番人気)
ディープインパクト×カンビーナ(Hawk Wing欧州型ミスプロ系)
カンビーナの母父はHawk Wingで、その母父父はWoodman 
Woodmanの特徴は単なるスピード馬ではなく多様なカテゴリーで活躍馬を出す。
ディープインパクトのスピードにあらゆるカテゴリーで活躍できる血である可能性が高い。このあらゆるカテゴリーの中に天皇賞(春)が含まれるのか考察してい。
この馬の前走は阪神大賞典G2 5番人気で2着に好走している。斤量55kgを背負い、走破タイムは3:03.3ラスト3F(35.8上り1位)を記録した。
レインボーライン、サトノダイヤモンド、シュヴァルグランと比較してみましょう。
レインボーライン56kg 3:03.6 ラスト3F35.8 上り1位 良馬場
サトノダイヤモンド57kg 3:02.6 ラスト3F35.4 上り1位 良馬場
シュヴァルグラン55kg 3:05.8 ラスト3F34.9 上り1位 良馬場
斤量が1kg上がるというのは1馬身(約0.2秒)遅くなるとされます。
なので、シュヴァルグランには先着できていますが、あくまで上記3頭は勝ち馬です。この馬は2着でこのタイム。この馬は3000m程度の距離を1回しか走っていないので他のレースでも考察します。
前々走が3勝クラス京都芝2400m外周りコース稍重55kgタイム2:28.3ラスト3F(34.8上り1位)を記録しました。
過去のこのレースで同じような馬場で勝った馬はモンドインテロ、ハギノジョイフルです。
モンドインテロ54kg 2:27.0 ラスト3F(35.0上り順位不明)
ハギノジョイフル54kg 2:28.2 ラスト3F(36.0上り3位)
上記2頭はG1好走歴なし。モンドインテロはG2・3レベルで好走歴あり。ハギノジョイフルはG2で1度だけ3着。あとは平凡な結果の馬。この馬たちと比べると大したこと無さそうな印象です。
3走前の京都芝2200mで比較します。このコースはG1エリザベス女王杯と同コース。
トーセンカンビーナ 54kg 良馬場 2:13.8ラスト3F(34.0上り1位)
ラッキーライラック 56kg 良馬場 2:14.1ラスト3F(32.8上り1位)
リスグラシュー   56kg 良馬場 2:13.1ラスト3F(33.8上り1位)
G1馬2頭と比較します。トーセンカンビーナは牡馬なので実質4kgのハンデがあることになる。上記2頭とハンデなしで走ったとしたらとんでもない差がつくことは容易に想像がつく。また、この馬は出遅れが10走連続で続いている。発走を完璧に決めないとタイム的にもG1好走はやや厳しい印象。あって3着か?高配当狙うには入れてもいいと考える。

モズベッロ(想定7番人気)
ディープブリランテ(ディープ系)×ハーランズルビー(Harlan's Holiday米国型ストームバード系)
ディープ系×米国型ストームバード系なのでスピード×スピード・パワーの配合。
この馬は近4走2400m以上を走っている。
前走中山芝2500m日経賞2着。56kg タイム2:33.1 ラスト3F(35.6上り2位)勝ち馬ミッキースワローと0.3秒差。相当展開向けば3着に入れるかもしれない。ただ、このレベルで勝てない馬であれば切りでいいと考えるのが妥当かもしれない。

エタリオウ(想定8番人気)
ステイゴールド×ホットチャチャ(Cactus Ridge米国型ストームバード系)
欧州型のスタミナ・持久力・底力×馬格のあるパワフルな体・パワーの配合
この馬は3歳時に未勝利戦を勝って以降勝ち鞍がない。父のステイゴールド自身がシルバーコレクターだったことから血統的に受け継いだ可能性もある。
近走の戦績はG1・G2レースの出走が中心だが、昨年の天皇賞(春)4着以降で掲示板内に2度しか入っておらず、馬券内に最後に来たのが昨年の日経賞までさかのぼる。
ホットチャチャの母父父のヘネシーは2歳で燃え尽きてしまった血統で、この馬は現在5歳。精神的に燃え尽きてしまった可能性もあるし、ステイゴールド産駒は気まぐれな気性の馬が多いので、走る気にしばらくの間なってないのかもしれない。正直いつ走るかわからないというのが本音。
タイム分析をしてみます。
昨年の天皇賞(春)のこの馬のタイムは3:16.0ラスト3F(35.2上り3位)で4着。勝ち馬のフィエールマンと1秒差。
前走日経賞 斤量56kgタイム2:33.5ラスト3F(36.6上り7位)6着
この結果からは厳しそうな印象です。
しかし、天皇賞(春)は叩き2走目の好走率が高い点、昨年勝ち馬と1秒差の4着、ステイゴールド産駒叩き2走目の好走率の高さを考えると切るのは怖い1頭。3連系の押さえ程度に買うのはありだと思う。

ダンビュライト(想定9番人気)
ルーラシップ(キングマンボ系)×タンザナイト(サンデーサイレンス)
成長力・スタミナ・中長距離以上の適性×欧州的な能力が問われるレース(重馬場・長距離)の配合。血統的には天皇賞(春)合いそう。
この馬は昨年のジャパンカップ14着以降出走レースがなく、ぶっつけ本番で今回のレースに挑む。また、去勢手術明けというのも不安材料がある。
持ちタイムの検討をしてみる。
4走前の京都記念のタイムで比較してみます。
ダンビュライト 57kg 2:14.8ラスト3F(34.9上り4位)1着 この時はまだ牡馬
ラッキーライラック 56kg 良馬場 2:14.1ラスト3F(32.8上り1位)
リスグラシュー   56kg 良馬場 2:13.1ラスト3F(33.8上り1位)
ラッキーライラックとリスグラシューには勝てないが、一定以上の能力はあると判断してもいいと思う。だが近走の成績不振、去勢明け、年明け初戦とハードルがかなり高い。また、レースの着順に関しても、休み明けを走ったと思ったら凡走。逆に叩きレース勝利の後凡走と成績が安定しない状況。気性的な問題からいつ走るかわからないタイプだと思うが、去勢後の追い切りはしっかりと折り合っていた点、京都での成績はいい点を評価して紐に入れたいと考える。

ミライヘノツバサ(想定10番人気)
ドリームジャーニー(Tサンデー系)×タムロブライト(ストックウエル系)
ステイゴールド系の血×欧州型のスタミナの血の配合。7歳にして前走ダイヤモンドステークス16番人気1着。2018年11月振りに掲示板内、2017年1月振りの勝利を飾った馬。約3年振りに勝ったとはいえ、G1出走は3歳時の菊花賞5着1回のみ。ただ、今回の天皇賞(春)は菊花賞で走った経験のある馬の好走がある。前走をまぐれ勝ちととらえるか、実力ととらえるかは少し難しい部分がある。
持ちタイムを検討してみる。
前走時 斤量54㎏ タイム3:31.2  ラスト3F(37.4上がり2位)
ユーキャンスマイル 斤量54kg タイム3:31.5 ラスト3F(33.4上がり1位)
タイム的には0.3秒差で評価できるか少し疑問。他のレースタイムを見た限りではG1レースレベルのタイムは1度と記録できていない。3000m以上のレースは前走と3歳時の菊花賞の2レースのみで、前走のタイムを今回も発揮できるのであれば馬券内に来る可能性が0ではないと思いますが、比較材料が少なさすぎますが、7歳ですし過大評価はしない方向性で考えています。



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